中世ヨーロッパ略史
6世紀から15世紀末までのヨーロッパの出来事。カール大帝によってフランク王国が分割、キリスト教も東西に分裂。十字軍の遠征が始まり、王権が力を増していく。ルネサンス、大航海時代の幕開け。
| 西暦 | 出来事 |
|---|---|
| 634 | イスラム王朝が東ローマ帝国へ宣戦布告 |
| 674 ~ 678 | コンスタンティノープル包囲戦 東ローマ帝国がイスラム海軍の包囲を難攻不落の大城壁と秘密兵器「ギリシアの火」を用いて撃退 |
| 711 ~ 1492 | レコンキスタ |
| 726 | 東ローマ帝国(ビザンツ帝国)にて聖像禁止令 ユダヤ教が禁止していた聖像崇拝はイスラームでも禁止されているため、対抗措置としてキリスト教も原則に立ち戻ることを目指した。ローマ教会は反発。 |
| 734 | 東ローマ帝国がローマ法大全を編纂 |
| 751 | フランク王国ピピン3世がカロリング朝を起こす |
| 756 ~ 1031 | コルドバに後ウマイヤ朝成立 ウマイヤ朝後裔のアブド・アッラフマーン1世がイベリア半島に逃れて起こした王朝 |
| 768 | カール大帝(シャルルマーニュ)がフランク国王となる ピピン3世の子 |
| 774 ~ 1797 | イタリア王国成立 カール大帝がランゴバルド王国に侵攻しイタリア王を名乗ったことによる |
| 800 | カール大帝戴冠 フランク国王にして西ローマ皇帝となる |
| 802 | エグバートがウェセックス王に即位 |
| 829 | エグバートがイングランドを統一 |
| 843 | ヴェルダン条約 フランク王国を3分割され、フランス・イタリア・ドイツの原型が形成された。西ローマ帝国として正統だったのは中フランク王国。 |
| 870 | メルセン条約 フランク王国の再画定。中部フランク王国が分割され東西フランク、イタリアに。 |
| 871 | アルフレッド大王がイングランド王に即位 英国海軍の父と称される海軍力を有してヴァイキングの侵攻を食い止めた |
| 882 ~ 1240 | キエフ大公国成立 1240年モンゴル襲来によって滅亡 |
| 936 | オットー1世が東フランク王に即位 |
| 951 | オットー1世がイタリア王に即位 |
| 962 ~ 1806 | 神聖ローマ帝国成立 東フランク・イタリア王のオットー1世が初代皇帝となる |
| 987 ~ 1792 | フランス王国成立 西フランク王国のカロリング朝が断絶しカベー朝成立以降フランス王国と呼ばれる |
| 1013 | デンマーク王スヴェン1世がイングランドに侵攻しイングランド王に即位 |
| 1023頃 | 聖ヨハネ騎士団の設立 聖地巡礼に訪れるキリスト教徒の保護のため。後にロドス騎士団、マルタ騎士団などと呼ばれるようになる。 |
| 1054 | キリスト教が東西に分裂(大シスマ) |
| 1066 | ノルマン・コンクエスト(ノルマン征服) ノルマン人のウィリアム1世がイングランド王に即位しノルマン朝を開く。現在のイギリス王室の開祖。 |
| 1077 | カノッサの屈辱 |
| 1095 | クレルモン宗教会議 十字軍宣言で有名 |
| 1096 ~ 1099 | 第1回十字軍遠征 |
| 1099 ~ 1291 | 十字軍がパレスチナにエルサレム王国を建国 1291年に最後の砦アッコが陥落して消滅 |
| 1119 | テンプル騎士団設立 エルサレムへの巡礼に向かうキリスト教徒を保護するため |
| 1122 | ヴォルムス協約締結 神聖ローマ帝国とローマ教皇の間で結ばれた政教条約。これによって皇帝が叙任権を放棄。 |
| 1130 ~ 1816 | ノルマン人がイタリアにシチリア王国を建国 |
| 1139 ~ 1910 | カスティーリャ王国から独立してポルトガル王国成立 |
| 1147 ~ 1149 | 第2回十字軍遠征 |
| 1187 | ヒッティーンの戦いにてエルサレム王国が降伏 |
| 1189 ~ 1192 | 第3回十字軍遠征 |
| 1190 ~ 現在 | ドイツ騎士団(チュートン騎士団)設立 聖地巡礼に向かうキリスト教徒を保護するため |
| 12世紀 | ドイツ北部の都市にてハンザ同盟が台頭 ヨーロッパ北部の経済圏を支配した |
| 1202 ~ 1204 | 第4回十字軍遠征 |
| 1204 | ブーヴィーヌの戦い 神聖ローマ帝国を始めとした連合軍にフランス王国が勝利 |
| 1215 | イングランドにてマグナ・カルタ(大憲章)制定 |
| 1217 ~ 1221 | 第5回十字軍遠征 攻略に失敗し撤退 |
| 1228 ~ 1229 | 第6回十字軍遠征 交渉によりエルサレム奪還 |
| 1241 | ワールシュタットの戦い(リーグニッツの戦い) 侵攻してきたモンゴル帝国がポーランド・ドイツ軍を破る |
| 1243 | モンゴル人が南ロシアにジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)を興す |
| 1248 ~ 1254 | 第7回十字軍遠征 敗北捕虜となり後に撤退 |
| 1250 ~ 1273 | 神聖ローマ帝国(ドイツ)の大空位時代 |
| 1265 | イングランドにてシモン・ド・モンフォールの議会召集 イギリス議会制度の基礎となる議会 |
| 1263 ~ 1547 | モスクワ大公国成立 ロシア帝国の前身 |
| 1270 | 第8回十字軍遠征 病気蔓延により撤退 |
| 1271 ~ 1272 | 第9回十字軍遠征 善戦したものの内部対立の末に撤退。中世最後の大規模な十字軍。 |
| 1282 | シチリアの晩鐘 |
| 1295 | イングランドにて模範議会召集 膨大な軍資金を集めるための徴税目的 |
| 14世紀 ~ 16世紀 | ルネサンス |
| 1302 ~ 1614 | フランスにて三部会設立 聖職者、貴族、平民で構成される身分制議会 |
| 1303 | アナーニ事件 フランス国王がローマ教皇を捕らえて王権の優位を確立 |
| 1309 ~ 1377 | アヴィニョン捕囚(教皇のバビロン捕囚) フランス国王によってローマ教皇の座がアヴィニョンに移された |
| 1311 | ヴィエンヌ公会議 フランス国王の強い影響下にて実施されテンプル騎士団の禁止などを決定 |
| 1337 ~ 1453 | 百年戦争 フランスとイングランドによる王位継承、領土問題などをめぐる争い。ジャンヌ・ダルクの活躍もありフランスの勝利。 |
| 1347 ~ 1420 | ペスト(黒死病)の流行 |
| 1358 | ジャックリーの乱 フランスで起こった大規模な農民の反乱。農民軍は全滅。 |
| 1378 ~ 1417 | 西方教会大分裂 ローマととアヴィニョンにそれぞれ教皇が立ちカトリック教会が分裂 |
| 1381 | ワット・タイラーの乱 イングランドで起こった農民の反乱。王国側が鎮圧。 |
| 1389 | コソボの戦い セルビア王国とオスマン帝国の会戦。オスマン帝国が勝利。 |
| 1397 ~ 1523 | デンマーク、ノルウェー、スウェーデンがカルマル同盟締結 1523年にスウェーデンが独立 |
| 1414 ~ 1418 | コンスタンツ公会議 これにより西方教会大分裂が終結。ヤン・フスを有罪とした。 |
| 1419 ~ 1434 | フス戦争 異端とされたフス派とカトリック、神聖ローマ帝国の間の戦争。ヨーロッパ史上初めての火器を用いた戦いでフス派の敗北。 |
| 1431 | ジャンヌ・ダルクが異端審問にかけられ処刑 1356年に復権裁判が行われジャンヌの無実と殉教が宣言された |
| 1453 | コンスタンティノープルの陥落 オスマン帝国によって東ローマ帝国が滅亡。優れた学者がイタリア半島に相次いで移住したことでルネサンスの動きが加速。 |
| 1455 ~ 1485 | 薔薇戦争 イングランドの百年戦争敗戦の責任と王位継承をめぐる内乱 |
| 15世紀中葉 ~ 17世紀中葉 | 大航海時代 |
| 1479 ~ 現在 | スペイン王国成立 |
| 1480 | モスクワ大公国がモンゴルの支配から独立 |
| 1488 | バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達 |
| 1492 | スペインがグラナダを占領しレコンキスタ達成 |
| 1492 | コロンブスが西インド諸島に到達 |
| 1494 | トルデシリャス条約 スペインとポルトガルの間で結ばれた新世界における領土分割方式の取り決め |
| 1494 ~ 1559 | イタリア大戦争 イタリアをめぐる一連の戦争 |
| 1497 | カボットが北アメリカ大陸を発見 |
| 1498 | ヴァスコ・ダ・ガマがインドへの航路を発見 |