ヨーロッパ(現代)- 略史年表

現代ヨーロッパ略史

1946年から現在までのヨーロッパの出来事。東西冷戦と核開発競争が始まる。EUが発足して拡大。東欧諸国で民主化が進み世界中でIT革命が進む。テロの激化によって難民問題が深刻化。
西暦出来事
1948ソ連がベルリン封鎖
翌年ドイツが東西に分裂
1951 ~ 2002欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)発足
1967年に欧州共同体(EC)に受け継がれた。2002年にパリ条約の失効に伴い消滅。
1955 ~ 1991ワルシャワ条約機構(友好協力相互援助条約機構)設立
NATOへの対抗として設立されたソ連を盟主とした東欧諸国の軍事同盟。1991年に廃止。
1957 ~ 2009欧州経済共同体(EEC)、欧州原子力共同体(EAEC)発足
1967年に欧州共同体(EC)に受け継がれた。2009年のリスボン条約の発行によって廃止された。
1959 ~ 2011バスク紛争
スペイン・フランス両国からバスク地方を独立させることを目的とした紛争。2011年に停戦し民族組織(ETA)の解散により終結。
1961ベルリンの壁建設
1961非同盟運動(NAM)設立
東西冷戦に加盟していない諸国による国際組織
1963部分的核実験禁止条約(PTBT)締結
正式名称は「大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約」で、アメリカ、イギリス、ソ連との間で調印。
1966 ~ 2007北アイルランド紛争
北アイルランドの領有をめぐるイギリスとアイルランドの一連の紛争。
1967ECSC、EEC、EAECが同一機構として欧州諸共同体(EC)へ
1968 ~ 1970プラハの春
チェコスロバキアの民主化運動。1970年に終焉。
1970核拡散防止条約(NPT)
核軍縮を目的として5カ国以外の核兵器の保有を金する条約。
1979 ~ 1999欧州通貨制度導入
ユーロ導入までの移行期間的なシステム
1985ペレストロイカ
ソ連の改革運動。1989年東欧革命のきっかけとなった。
1985エア・インディア182便爆破事件
アイルランド沖にて発生したシーク教徒による大規模な爆弾テロ
1986チェルノブイリ原子力発電所事故
ソ連のチェリノブイリで起きた原子力事故。放射性物質は北半球の全域に拡散した。
1989東欧革命、ベルリンの壁崩壊
東欧革命の象徴的出来事がベルリンの壁崩壊。流血のなかったビロード革命も有名。
1990東西ドイツが統一
名目上は「ドイツ民主共和国に再設置された各州がドイツ連邦共和国に加盟」だが、事実上の編入。
1991 ~ 2001ユーゴスラビア紛争
ユーゴスラビア連邦解体の過程で起こった一連の紛争。スロベニア紛争、クロアチア紛争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争、マケドニア紛争など。
1991ロシア連邦成立
1992トランスニストリア戦争
モルドバと沿ドニエストルの間で発生した戦争。沿ドニエストルの勝利。
1992ポンド危機
イギリス通貨のポンドの為替レートが急落したことから欧州為替相場メカニズム(ERM)を離脱し変動相場制へと移行した。
1993マーストリヒト条約発効により欧州連合(EU)発足
1994 ~ 1996第一次チェチェン紛争
ロシアからの独立を目指すチェチェン共和国独立派の武装勢力とロシアとの間の紛争。チェチェン側の実質的な勝利。
1995欧州連合の拡大
オーストリア、フィンランド、スウェーデンが加盟。2004年には過去最大の10ヵ国が加盟。その後も拡大を続ける。
1998ロシア財政危機
ロシアの財政が悪化していた中でアジア通貨危機の余波を受けて発生した債務不履行(デフォルト)をはじめとした一連の経済危機。
1999ユーロ導入
1999 ~ 2009第二次チェチェン紛争
戦闘は2000年に終了。
2000年代カラー革命(花の革命)
旧共産圏の国々で民主化を掲げて起こった一連の革命。ブルドーザー革命、バラ革命、オレンジ革命、チューリップ革命など
2000 ~ 2015ユーラシア経済共同体(EAEC)発足
ヨーロッパからはロシア、ベラルーシが加盟。ウクライナ、アルメニア、モルドバがオブザーバー。2015年のユーラシア経済連合発足にて活動終了。
2003ジョージアにてバラ革命
大統領を辞任に追い込んだ非暴力の革命。
2004マドリード列車爆破テロ事件
イスラーム過激派系テロリストによる大規模な爆弾テロ
2004ベスラン学校占拠事件
ロシアからの独立を目指すチェチェン共和国独立派を中心とした武装集団によって起こされた大規模な占拠事件。2002年にもモスクワ劇場占拠事件などが起きている他、毎年のようにロシア内ではテロが発生している
2008ロシア・グルジア戦争
ロシアとジョージアの戦争。21世紀最初のヨーロッパの戦争。ロシアの勝利。
2010欧州ソブリン危機(ユーロ危機)
2007年に起きた世界金融危機を発端として各国で緊縮財政が行われた結果ギリシャやアイルランドの財政が悪化し国債が暴落した。これによってヨーロッパ全体に飛び火。最大の損失を受けたイギリスはEU離脱の是非を問う国民投票を実施した。
2010欧州金融安定ファシリティ(EFSF)設立
2012ミディ=ピレネー連続銃撃事件
フランスの兵士と民間人が国際テロ組織の青年に立て続けに銃殺された事件。フランスにおける人種差別問題が浮き彫りになった。
2014クリミア危機
2014スコットランド独立住民投票
イギリスからの独立を問う住民投票で支持約45%、反対約55%となった。投票率は84%を超えた。
2015ユーラシア経済連合(EAEU)発足
2014年設立。ヨーロッパからはロシア、ベラルーシ、アルメニアが加盟。
2015欧州難民危機
100万人を超える難民・移民により引き起こされた危機。
2015シャルリー・エブド襲撃事件
フランスの風刺新聞シャルリー・エブドの本社にイスラム過激派が乱入し12人を殺害した事件。表現の自由をめぐる議論を巻き起こした。
2015パリ同時多発テロ事件
2016イギリスがEU離脱を問う国民投票を実施し離脱派が勝利
残留支持約48%、離脱支持約52%で投票率は72%だった。スコットランドでは残留支持が62%だったことから独立した上でEUに加盟する可能性を示唆している(スコットランド独立運動)。
2017カタルーニャ独立住民投票
スペインからの独立を問う住民投票で支持約92%、反対約8%となった。スペイン政府の妨害がある中で投票率は約43%だった。同年にカタルーニャ独立宣言を出すも直後に凍結され無効とされた。
2020イギリスが欧州連合から離脱