印刷の歴史年表

印刷の歴史

文字を使った情報伝達における、印刷の歴史年表。8世紀の中国が起源とされるが、ここでは粘土板に型押しされた楔形文字も記載している。

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西暦出来事
紀元前3400頃楔形文字が登場(シュメール人
楔形文字はメソポタミア文明で使用されていた古代文字で、粘土板に型押しして使われた。
8世紀木版印刷の登場(中国)
木の板を掘ってインクをつける木版印刷が発明される。世界最古の木版印刷による書物としては金剛般若経がある。
1313頃活版印刷の登場(中国)
中国の農学者 王禎が木版印刷を改良して農書を作成したとされる。
1455グーテンベルグが印刷機を発明(ドイツ)
神聖ローマ帝国(現在のドイツ)の金細工師 ヨハネス・グーテンベルクによって発明された。教皇の命によって免罪符を初めて印刷した。
15世紀凹版印刷の登場(ドイツ)
1800以前スタンホープ伯爵がスタンホープ印刷機を発明(英国)
第3代スタンホープ伯爵 チャールズ・スタンホープによって印刷効率が大幅に改善された。
1806ラルフ・ウェッジウッドがカーボン紙を発明(英国)
1810ケーニヒが蒸気印刷機を発明(ドイツ)
ドイツの印刷工 フリードリヒ・ケーニヒによって1810年に特許取得後実用化。平圧印刷機。
1813コロンビアン印刷機(金属プレス印刷機)の登場
1843リチャード・マーチ・ホーが輪転印刷機を発明(英国)
湾曲した版を鋳造して回転させることで効率化し、1日に何百万ページもの部数を印刷可能にした。
1875トーマス・エジソン謄写版を発明(米国)
日本ではガリ版として知られる。
1879クリッチュがグラビア印刷法を発明(チェコ)
凹版印刷の一種で微細な濃淡が表現できるため、写真の印刷に適している。雑誌で見かけることのあるグラビア写真という言葉は昔の名残で、現在ではオフセット印刷が使われている模様。
1886オットマール・マーゲンターラーライノタイプを発明(ドイツ)
タイプライターのようなキーボードで1行分の活字を並べて印刷することが可能になった。
1903ワシントン・ルーベルがオフセット印刷の発明(米国)
版につけたインクを直接紙に転写せずにゴムシートに中間転写(オフセット)して紙に印刷する方法。正確な印刷が可能となった。
1915杉本京太和文タイプライターを発明(日本)
この功績によって1953年に藍綬褒章、1965年に勲四等旭日小綬章を受勲した。1985年に「日本の発明家十傑」にも選ばれている。
1933箱木一郎が曲面印刷機を発明(日本)
1937年のパリ万博に出展し、最高賞 グラン・プリ(Grand prix)を獲得した。
1938チェスター・カールソンゼログラフィ(乾式複写)を発明(米国)
トナーと呼ばれる粉状インキを静電気で定着させた。米国企業ゼロックスが実用化。
1947コンピュータ用プリンターの発明(米国)
黎明期の電子計算機 ENIACに組み込まれていた。
1950ゼロックスがコピー機を発売(米国)
1954NCR社がノーカーボン紙を発明(米国)
米国企業のNCR社によって。
1970年代ドットインパクトプリンター登場
1970年代後半サーマルプリンター登場
熱によって紙に印字するプリンター。
1980年代レーザープリンター登場
カールソンが発明したゼログラフィーのことで、帯電させた感光体にレーザー光を照射してトナーを付着させ、用紙に転写した上で熱や圧力をかけて定着させる方式。
1990年代インクジェットプリンターが台頭
液状のインクを微粒子化して加圧・加熱によって射出する方式のプリンター。